ドライキャットフードの与え方

ドライキャットフードを愛猫に食べさせてあげる際、どれぐらいの量をあげていますか?
毎食同じ量を測って食べさせるという、とても細かいあげ方をしている方もいれば、おなか一杯になって食べなくなるまであげるという、自由なあげ方をしている方もいることでしょう。
今回は、ドライキャットフードの適切な与え方についてお話しします。

そもそもドライキャットフードはたくさんの種類がありますが、基本的に猫の主食である肉が含まれているため、カロリーが高くなっています。
もちろん商品ごとに異なりますが、平均的なカロリーは100gあたり350~450kcalで、ダイエット食でも同じ量でおよそ300kcalとなっています。
1日の必要なカロリーは「体重1kg×80kcal」なので、成猫の平均体重である約4kgから計算すると、1日320kcalが必要であり、これが最適な数値ともいえます。
もちろんこれよりも多少多く与えても、すぐに肥満になるわけではないので特に問題はありません。

これをもとに確かめてもらいたいのが、「今まで1日に何g食べさせていたか」ということです。
おなか一杯になるまで食べさせていたという場合は、先ほど挙げた必要なカロリーである320kcalを大幅に超えている可能性が非常に高いです。
そのままでは肥満につながりかねないのはもちろんのこと、内臓への負担によって病気の原因にもなってしまうため、与える量の減量が必要になります。
逆もまた然りで、摂取カロリーが少なければ栄養失調の原因になります。
その場合は、必要なカロリーを大幅に超えない程度に食べさせる量の増量が必要になります。

まとめると、ドライキャットフードの適切な与え方というのは、そのドライキャットフードのカロリーの高さを把握したうえで、猫の体重に見合った量を与えるということです。
また、ドライキャットフードは水分量が少ないので、水分補給もしっかりとさせてあげるように心がけましょう。